近況報告ー変化の中で、あらためて見えてきたこと
2026/08/30
変化の中で、あらためて見えてきたこと
昨年12月29日に事務所移転のお知らせを掲載して以来、ずいぶん久しぶりのブログとなりました。
久しぶりにホームページを開いて確認してみると、約8か月もの間、ブログを更新できていなかったことに自分でも驚きました。
振り返ってみると、この8か月は当社にとって非常に変化の多い期間でした。
昨年6月の決算期を一つの節目として、創業当初から長く一緒に仕事をし、その後、当社の営業部長として会社を支えてくれた社員が独立しました。
私にとって一番長く仕事をしてきた仲間の一人でしたので、当然大きな変化ではありました。しかし、彼は当社に入った頃から「いつか独立したい」という思いを持っていました。
そう考えると、当社でさまざまな経験を積み、成長して、新しい道へ進んでいった。私はある意味で、当社を一つの「学校」として卒業していったのだと、前向きに受け止めています。
その後もいくつか人員の変化が重なり、事務所移転もありました。
取引先の皆様への引き継ぎや現場対応など、私自身が直接担当する仕事も一気に増え、一時的に電話がつながりにくかったり、ご返事に時間をいただいたりしたこともありました。
ご迷惑をおかけした皆様には、あらためてお詫びするとともに、ご理解いただいたことに感謝しております。
変化したからこそ、見えてきたもの
現在、当社の体制は以前よりコンパクトになっています。
しかし、この期間に私自身があらためて現場、営業、企画、設計、そしてお客様からのご相談に直接関わるようになったことで、逆に見えてきたことがあります。
それは、
「マッキンエナジーは、これから何をする会社なのか」
ということです。
考えてみれば、私たちがこの事業を始めた原点は非常にシンプルでした。
再生可能エネルギーを普及させ、カーボンニュートラルな社会づくりに少しでも貢献すること。
最近、全国各地で猛暑、集中豪雨、洪水など、これまでとは違う気象現象を目にする機会が増えています。
もちろん、個々の気象現象を単純に一つの原因だけで説明することはできません。
しかし、こうした状況を見るたびに、再生可能エネルギーの普及に携わってきた会社として、「もう一度、原点に戻らなければならない」と感じるようになりました。
そして日本で再生可能エネルギーをさらに増やしていくことを考えたとき、私はあらためて**ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)**の重要性を強く感じています。
日本だからこそ、ソーラーシェアリング
日本は島国であり、国土の多くを山地が占めています。
太陽光発電だけのために新たに山林を切り開けば、自然環境への負荷が生まれます。また、樹木を伐採した山肌は、豪雨時の土砂災害などについても十分な配慮が必要です。
それなら、すでに人が利用している土地を有効に使えないか。
その一つの答えが農地です。
農業を続けながら、その上部空間で太陽光発電を行う。
農業とエネルギーが一つの土地をシェアする。
これがソーラーシェアリングです。
土地の限られた日本だからこそ、非常に合理的な再生可能エネルギーの形だと私は考えています。
当社では以前からソーラーシェアリングに取り組み、現在もホームページへのお問い合わせで非常に多い分野の一つになっています。
しかし、農家の皆様を含め、まだソーラーシェアリングそのものを十分に知らない方が多いのも事実です。
だからこそ今後は、設備を造るだけではなく、セミナーや講演などを通じてソーラーシェアリングを知っていただく活動にも、さらに力を入れていきたいと思っています。
これも当社の一つの使命ではないかと考えるようになりました。
「新しく造る」だけではない時代へ
もう一つ、この数年で大きく変わってきたことがあります。
日本でFIT制度が始まり、太陽光発電が急速に普及してから十数年が経ちました。
初期に設置された発電所では、パワーコンディショナーをはじめとする機器の更新時期を迎え始めています。
一方、太陽光パネルの性能は当時から大きく向上しました。
そのため、古いパネルを高出力の新しいパネルへ交換することで、同等の発電規模を確保しながら必要な設置面積を大きく減らせるケースもあります。
空いた土地を別の用途に活用することも可能です。
これが、当社が現在力を入れているリパワリングです。
さらに、太陽光発電が増えれば増えるほど重要になるのが、発電した電気を「いつ使うか」という問題です。
太陽光は昼間に発電します。しかし、電気が必要なのは昼間だけではありません。
そこで重要になるのが蓄電池です。
この「なぜ今、蓄電池が必要なのか」については、次回のブログであらためて詳しく書きたいと思っています。
今年、当社のホームページをリニューアルし、これまでのソーラーシェアリングなどに加え、リパワリング、ソーラーカーポート、蓄電池を新しい柱として掲載したのも、こうした時代の変化を見据えてのことです。
発電所を「造る会社」から、エネルギーを「最適化する会社」へ
最近は、
「既存の太陽光発電所をもっと有効に活用できないか」
「古くなった設備をどう更新すればいいのか」
「蓄電池を組み合わせた方がいいのか」
「土地をもっと有効に活用できないか」
といったご相談も増えてきました。
つまり、これからの太陽光発電は、新しい発電所を次々と造るだけの時代ではありません。
今ある発電所をどう生かし、どう最適化するのか。
この部分にも、これまで15年近く太陽光発電の現場に携わってきた当社の経験を生かせると考えています。
単に設備を販売・施工するだけでなく、設計、技術、土地活用、リパワリング、蓄電池などを組み合わせ、お客様にとって最適な形を一緒に考える。
今後は、そうしたコンサルティングやプロジェクトプロデュースという立場でも、幅広く関わっていきたいと思っています。
もう一度、国内から海外へ
当社はこれまで、日本国内だけでなく、アメリカの展示会へ出展したり、タイをはじめ、ベトナム、フィリピンなどアジアで太陽光発電の可能性を模索したりしてきました。
一時期、海外への活動は少しペースを落としていましたが、今後はもう一度、この動きを進めたいと考えています。
日本で培ってきたソーラーシェアリングや太陽光発電の技術、そして既存発電所を最適化するノウハウ。
それを国内だけにとどめる必要はありません。
会社の規模だけを大きくするのではなく、必要に応じて専門家や協力会社とチームを組みながら、身軽に、そして専門性の高い会社として動いていく。
セミナー、コンサルティング、設計、プロジェクトプロデュース、そして国内外への展開。
この8か月の変化の中で、そんなこれからのマッキンエナジーの姿が、私自身にも少しずつ見えてきました。
変化の多い8か月でしたが、振り返れば、それは原点に戻り、次の方向を考えるために必要な時間だったのかもしれません。
これからも、
「再生可能エネルギーを、もっと有効に、もっと社会に役立つ形で広げていく」
という原点を忘れず、一歩ずつ進んでいきたいと思います。
今後とも、マッキンエナジージャパンをよろしくお願いいたします。
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